新型コロナウイルスに関する対応について4月6日

2020年4月6日

定願寺門徒各位

定願寺住職 楠 正知
定願寺責任総代 川端芳治

新型コロナウイルスに関する対応について

急啓 日本各地にて感染が報告されている新型コロナウイルスについて、今にも緊急事態宣言が発令されそうな現時点に於いて、通常通りの法務が困難になってきています。実際に御門徒さんから月参りを辞退される方も増えています。
現在定願寺では日頃より手洗いうがい等の予防、定願寺本堂内におきましては、空気清浄機による空気清浄・加湿による感染予防で気をつけながら法務を執行しておりますが、住職体調不良による法務休暇を急遽頂く場合もございます。それらを踏まえた上で、今後の定願寺法務について下記の通り対応させて頂こうと思っています。ご理解の程宜しくお願い致します。

合掌

①葬儀について
行政は「現状では、緊急事態宣言が出ても、葬儀は“不要・不急の集まり”とは言えないため、遺族の意向を尊重したうえで、感染拡大防止対策を万全にしたうえで行っていただくしかない」という回答。都市封鎖(ロックダウン)については「どのような形で封鎖するのかなど決まっていないため、答えられない」とのことでした。
そこで、四条両寺(定願寺・法蔵寺)の同行の方は四条葬儀委員会の対応に従って下さい。四条檀家以外の御門徒の方につきましては、現時点に於いて緊急事態宣言が出ていなくても、家族葬・親族葬の形式を推奨します。読経に関して、コロナウイルスが原因でお亡くなりになった方は行政の指導・ガイドラインにそって行い、コロナウイルス以外の原因でお亡くなりになった場合は、お寺(定願寺)にて葬儀をして頂くことを推奨します。地域(自治会)の会館・ご自宅での葬儀は濃厚接触による集団感染源になり得る可能性がありますので、なるべく遠慮していただきたく思います。また定願寺の葬儀に関しまして、本堂の面積から濃厚接触にならない20人程度までの親族で葬儀をさせて頂き、それ以上の人数を見込む場合は大きな会館をお持ちの葬儀社をご利用頂きたく思っています。コロナウイルスが落ち着いてから後日「偲ぶ会」等で対応されることを推奨します。

②法事について
通常ご自宅でお勤めさせて頂いている年忌法要や満中陰法要などの法事ですが、お部屋の大きさ、たたみ1畳あたり1人(あるいはそれ以下の人数)で行って頂きたいと思っております。法事という性質上、通常の月参りよりも時間が長いことと、濃厚接触と言われる距離で読経・お焼香等をすることになります。できましたら定願寺本堂を使って頂き、椅子と椅子との間隔をとった上で法事をしていただき(定願寺本堂で間隔を開けると20名程度まで)、御斎(仕上げ・食事)を控えて頂き、読経後は速やかに解散されることを推奨します。コロナウイルスは症状が出ない事もあり、住職が感染源になることも考えられます。濃厚接触にならないような配置と換気等の配慮をお願いしたく思います。また、緊急事態宣言が発令されましたら現在ご法事をお受けしている方へは個別に相談させていただきます。
なお、浄土真宗では、ご命日より後に行う法事も善きご縁です。あわててご法事をされなくとも数ヶ月~1年程度遅らせても問題はございません。

③月参りについて
緊急事態宣言が出ていない4月5日現在は通常通り法務を執行していますが、コロナウイルスが心配で住職の訪問を辞退して欲しい場合は遠慮なくお電話にて「コロナウイルスが気になるのでお寺でお参りください」とお伝え下さい。また、緊急事態宣言が発令された場合は、基本的に月参りは中止とさせて頂きます。なお、ご自宅でのお参りをご希望の方はお伺いしますが、出来れば前日までに電話にてご連絡ください。緊急事態宣言発令中の訪問の際には換気・濃厚接触にならない配置等の配慮をお願いしたく思います。

④今年予定されている今後の行事・法要について
コロナウイルスがどのくらいの期間で終息するかわからない為、今年度予定しています行事・法要につきましてはある程度の終息宣言がでるまでは、中止または内勤めにさせて頂きたく思います。各行事・法要につきましてはその都度改めてご連絡させて頂きます

⑤その他
ご質問・ご不明な点がありましたら遠慮なくお電話にてお問い合わせください。
お問い合わせは定願寺06(6758)1684までお願い致します。

合掌