定願寺の什物

1412年に創建されました定願寺は600余年の間大事に守られてきました什物がいくつかあります。それらの仏像・掛軸・古文書等が2012年大阪市教育委員会に認められ9点が指定有形文化財〔歴史資料〕に認定されました。


方便方身1方便裏書2
写真左は阿弥陀絵像(方便法身尊像)で写真右は裏書きです。

非常に読みにくいですが
大谷本願寺 釋實如御判 永正十四年丁丑八月廿八日
方便法身尊像 河州澁川郡桒原庄西四條村 願主釋願了

とあります。
永正14年(1517)8月28日に4代目の楠正治(釋願了)が大谷本願寺9代門主 実如上人より授かったものです。この阿弥陀絵像より定願寺は大谷本願寺の末寺として認められました。大阪市指定有形文化財です。


楠正長像
写真は定願寺本堂内に安置されている楠正長像です。言い伝えによりますと、開基楠正長が自分の自画像を自ら彫刻したと伝えられています。大阪市指定有形文化財です。


古文書・巻物
定願寺に伝わる古文書と巻物です。この内の定願寺記録と開基正長ニ係ル記録巻物が大阪市指定有形文化財になりました。大変貴重な真宗関連資料であり、歴史資料として高く評価されています。


阿弥陀木造
定願寺・御内仏の阿弥陀木造です。口伝では運慶または快慶の作ではないか?!と伝わっていますが真実はわかりません。しかしながら写真でもわかるように大変古い阿弥陀木造であり非常に貴重な木造として大阪市指定有形文化財に認定されました。


六字名号九字名号
定願寺・御内仏の両脇軸です。六字名号・九字名号共に大阪市指定有形文化財です。


十字名号
十字名号です。現在の所誰が書いた物か不明ではありますが、古文書によりますと楠正成が幼の頃に書いた幼書と伝わっていますが、この掛軸を鑑定された先生は歴代のどなたかの門主が子どもの頃に書かれた名号とも考えられるとも言っておられました。いずれにしても子どもの書き物でこれだけ古い掛軸はなかなか無いそうでこちらも大阪市指定有形文化財として認められました。


六字名号
六字名号の掛軸です。蓮如上人直筆と伝わっています。定願寺に伝わる什物の中で最も状態が悪く現在は文化財の専門の方と相談した上、封印しています。こちらも大阪市指定有形文化財です。