先代住職がやりたかった事の1つとして蝋燭(ろうそく)のリサイクルがありました。お寺では和蝋燭を使いますが、使い終わった蝋燭はその後の使い道がなかなか無くて(寄付することもできます)たまりにたまった残蝋が段ボール3箱あります。
↑の残蝋はほんの一部です。見ての通り割れたり使い古したこの蝋燭を何とか再生できないかと思っていました。住職になってこの大量の使い古した蝋燭をなんとか再生させたいと思い、このコロナ中を利用して今年に入ってから色々試行錯誤しています。
お鍋で古い蝋燭を溶かして芯を取り出します。この芯を和紙とのりで接続し芯も再利用します。
蝋燭がリサイクルできました。まだまだ改善点は沢山あるのですが、通常の日常使いに使うにはこれで十分です。経費削減にもなるし、なによりエコ。何年もたまりにたまった蝋燭がまた日の目を見るわけです。
今回は30匁サイズを10本つくりました。
御門徒の方がお参りに来るような法要では通常の蝋燭屋さんで購入している蝋燭をつかうのでなかなか皆様の前で使うことはないのですが、先代がよく言っていた物を大事にする気持ちを忘れないように使いたいと思います。
合掌