70年以上前、巽南小学校北側の桑田文化に安置されていたお地蔵様は昭和46年ごろにいこいの家に移り、そして令和6年3月31日に定願寺に来ました。
地域の方の講によって支えられてきましたが、その地蔵講の方々が商売や街作りをされ現在の巽南の街に続きます。
時代越えた思いを受け止め、本日、御移徙法要を円成する事が出来ました。
沢山の地域の方に集まっていただき、また沢山の懇志を頂戴致しました。本当にありがとうございます。
今後も定願寺ともどもどうぞよろしくお願いいたします。
合掌
皆様は截金(きりかね)と言う技法をご存知ありますか?
截金というのは、金箔を備長炭などの熱で4-6枚を張り合わせた物を髪の毛ほどの細さに截(き)り、2本の筆を操りながら専用のノリで仏像などに貼り付けて、豪華に装飾する伝統の技法です。
以前定願寺に来院してくださったChageさんの繋がりで截金師さんと知り合う事があり、截金で作られる池田香那弥さんの個展が京都でありましたので伺ってきました。
坊守と伺いましたが沢山の作品が展示されていて、凄いという言葉しか出てきませんでした。
これらの作品の制作者である池田香那弥さんは重要無形文化財截金保持者(人間国宝)の江里佐代子師に習い京都迎賓館の内部装飾に参加するなど日本を超え世界でも僅かしかいない截金師の1人です。
その池田さんの作品をこの度譲っていただきまして、定願寺の書院におむかえすることができました。
この作品は制作に4ヶ月ほどかかったそうです。見る角度を変えるとキラキラと輝く截金の造形は見る者を吸い込みそうな輝きを放っています。
是非定願寺に来られた際は池田香那弥さんの作品をご覧になって見てください。
合掌
お地蔵さまのその後ですが、
お地蔵さまの台座になる基礎工事も随分と進み、ほこらの洗いと詳細な電気工事を残すのみとなってきました。今月中旬にはお地蔵さまを迎える為の法要、御移徙法要の打ち合わせをすることになっています。まだもう少し準備が必要となりますが、住職もお地蔵さまをお迎えするのが本当に楽しみです!
また、能登半島地震の災害救援金ですが、こちらも沢山の方にご協力を賜りお参りの時にも預かってお願いしますとお気持ちを預かっています。いったんお賽銭箱に入れさせてもらい、十二月頃にまとめて寄付させていただこうと思っています。
最近、Facebookの方で1月に送金しました金沢支援ネットワークの様子が公開されています。https://www.facebook.com/Kanazawa.shien.net
大阪に住んでいると忘れがちになりやすいです。沢山の方の応援がまだまだ必要だと思っています。お寺に来られた際には是非暖かいご支援を賜りますようお願い申し上げます。