感謝状

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この写真は親鸞聖人の七百回御遠忌法要が定願寺で勤められた時にお世話になった総代さんに先代住職が送られた感謝状です。
この感謝状を見るに、親鸞聖人の七百回御遠忌と生誕八百年と定願寺の開基五百回忌の3つの柱で法要が勤まったようです。
今からざっと40年程前です。この感謝状を見ながら私にこんな話をして下さいました。「当時は毎日のように総代や沢山の役員さんがお寺に集まって法要をするための会議を住職と共にしていました。この法要の時にお稚児さんがでた事を覚えています。稚児行列の時に当時お父さんが総代をしていたご縁で20名弱の僧侶が御内佛の前で読経をして下さったことを覚えている」と話してくれました。
歴代の総代さんをはじめ、様々な役員の方々が定願寺を支えて下さったのだなと改めて感じました。来年・来年といっていた親鸞聖人750回御遠忌もあとわずかとなってきました。

 

合掌


やしきたかじんさん

今朝のニュースの訃報で知りました。大変驚かれた方も沢山いるのではと思っていますが私もその1人でした。

やしきさんの大ファンの友人がいてその友人に誘われてコンサート会場まで過去に何度も行ったことがあります。
やしきさんが五十歳で歌手を引退する?!最後のコンサートがたしか大阪フェスティバルホールでありました。その時の話で「自分は練習が嫌いで、でも、バンドのメンバーは自分のために一生懸命になっているのに、歌が音がへんやったら音響のせいやとメンバーを困らせたこともあったけれども本当に感謝している」というような内容の話をされていました。やしきさんは色々皆様もご存じの通り良いも悪いもパワフルな生き方をされた方でしたが(テレビからはそういう風に見えた)、コンサートでは優しさが前面に出るような一面もあるお方でした。

そんなやしきさんを私はMCも歌も含めて好きでした。後にも先にもあのような豪快な方はなかなか出てこないと思いますが、残念でなりません。謹んで哀悼の意を表します。

合掌


七草がゆ

春の七草はセリナズナゴ(オ)ギョウハコベラホトケノザスズナスズシロと覚えたものですが、今日は七草がゆをいただきました。

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Wikipediaで七草がゆを調べるとその歴史は古くて平安時代にはあったが、室町時代の汁物が原型なんだそうです。意味は皆様もご存じの通りその一年の無病息災を願って食べられる。祝膳や祝酒で弱った胃を休める為とも言われる。とあります。(Wikipedia)

この七草の1つホトケノザですが、仏の座とも書きます。
ホトケノザ

お内佛の阿弥陀様の仏の座は
阿弥陀木造
ちょうど足下の当たりでしょうか。たしかに比べてみるとよく似ています。仏の座という花の由来はここから来ているそうです。

ちなみに七草がゆに入るホトケノザはコオニタビラコという品種だそうで上の写真のものを用いることはないそうです。
コオニタビラコ
(オコニタビラコ(ホトケノザ))
お正月で疲れた胃を休めたり、不足しがちな栄養素を補給したりという効能があることから無病息災の縁起を担ぐというよりは、自分の健康管理に気をつけなくてはならない時期なんだということですね。

自分に良く言い聞かせて・・・・

 

合掌


修正会法要終了

お正月もあっという間に3日たちました。御門徒の皆様には沢山の新年御懇志を頂戴しましたこと深く御礼申し上げます。

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こちらのブログでも紹介させて頂きましたが今日は、年末に作ったお飾りの鏡餅を切って袋詰めしました。
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今回は子どもも手伝ってくれました。また、365日ほぼ毎日定願寺のお世話をしてくださっている伊室さんも手伝ってくれました。
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次回の法要は3月23日に控えている大法要です。あっという間にやってきそうで怖いです。儀式作法も含めてこれから大急ぎで準備してきます。

さて、定願寺では毎年1月1日より5日までは法務休暇とさせていただいています。毎月の月参りは6日よりさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。

合掌

修正会式次第

1月1日
先 出仕
次 総礼
次 漢音阿弥陀経
次 短念仏
次 回向 我説彼尊功徳事
次 総礼
次 表白
次 正信偈 中讀
次 念仏讃 淘五
次 和讃 弥陀成佛のこのかたは 次第六首 五遍返
次 回向 願以此功徳
次 御文 或人いはく(一帖目 第一通)
次 退出
一、 法話 新年を迎えて

1月2日
先 出仕
次 総礼
次 漢音阿弥陀経
次 短念仏
次 回向 我説彼尊功徳事
次 総礼
次 表白
次 正信偈 中拍子
次 念仏讃 淘五三
次 和讃 光明月日に勝過して 次第六首 五遍返
次 回向 世尊我一心

引き続き(1/1~5日)逮夜経

先 出仕
次 総礼
次 伽陀 先請弥陀
次 表白
次 御経 仏説阿弥陀経
次 短念仏
次 願生偈
次 念仏讃 淘三
次 和讃 一首目 十方微塵世界の 二首目 恒沙塵數の如来は 三首目 諸佛の護念證誠は
次 回向 願以此功徳
次 御文 出家発心(一帖目 第二通)
次 退出
一、法話 新年を迎えて

1月3日
先 出仕
次 総礼
次 漢音阿弥陀経
次 短念仏
次 回向 我説彼尊功徳事
次 総礼
次 表白
次 正信偈 中拍子
次 念仏讃 淘五三
次 和讃 安楽佛土の依正は 次第六首 五遍返
次 回向 願以此功徳
次 御文 猟漁(一帖目 第三通)
次 退出
一、 法話 新年を迎えて


ブッダガヤ

2014年の幕開けとなる修正会法要が勤まりました。

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午後より1冊の本を読みました。あるジャーナリストの方が書いた仏教の入門書のような本でした。

本の中にインドの話が出てきますが、今日はこの本を読みながらこんなことを思い返していました。私自身、大谷大学短期仏教科の時に研修でインドに行ったことがあるのですが、釈尊の史跡なども載っていて当時研修した場所の1つブッダガヤが、紹介されていました。

ブッダガヤ
これは若院がその研修の時に撮影したブッダガヤの大菩提寺の写真です。当時はこのように修復作業中でした。

ブッダガヤ2
こちらは仏塔の内部の釈迦牟尼世尊です。この写真も同じく研修の時に撮影した物です。
ブッダガヤはもう皆様もご存じの通り、釈尊が悟りを開いた場所であり、現在は世界遺産になっているようです。

親鸞聖人は
如来所以興出世 唯説弥陀本願海

【読み方】
如来〈にょらい〉、世に興出〈こうしゅつ〉したまうゆえは、
ただ弥陀〈みだ〉本願海〈ほんがんかい〉を説かんとなり。

と正信偈に書かれていますが、釈尊が、この世間にお出ましになられた目的は、ただただ、阿弥陀仏の海のように広大な大悲の本願のことをお説きになるためであった、ということでありますが、すべての原点はこのブッダガヤからはじまっていると言っていいのではないでしょうか。

またブッダガヤには大きなハス池がありますが、
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ブッダガヤのハス池〈写真は適当な写真が古ぼけていてためネットより拝借)は釈尊が沐浴されたとされていますが、当時私はこのコブラの中に座っている釈尊に向かい「ブッダンサラナンガッチャミー」と唱えた時に国籍を超えて大合唱したことを思い出しました。意味も無くなぜか涙をながして感激したことを今でもはっきり覚えています。釈尊が悟りを開いた場所は15年も前に研修した場所ですが又行ってみたいと思いました。

 

Buddhaṃ saraṇaṃ gacchāmi (ブッダンサラナンガッチャーミー)
Dhammaṃ saraṇaṃ gacchāmi (ダンマンサラナンガッチャミー)
Saṅghaṃ saraṇaṃ gacchāmi (サンガンサラナンガッチャミー)

(パーリー文といって私は仏に帰依します。私は法に帰依します。私は僧に帰依しますといった三帰依の意味)

歌にもなっているのですが、自分が子どもの頃、先代住職がよく歌っていたのを思い出しました(笑)

 

 

いつの日か定願寺からインド旅行に行く日があればいいな・・・・・と思いました。

合掌


光壽無量

新年あけましておめでとございます。旧年中は何かとお世話になりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いします。

さて、年末から年を跨ぎ12月31日の午後11時45分より歳末勤行が勤まりました。
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住職の話の中にもでてきましたが、門徒とはお寺の門をくぐってお参りする人と言ってました。手を合わせて「南無阿弥陀仏」と申すその姿が今まさに大切だということでした。
今年の3月には50年に1度の大きな節目になる大法要がありますが、定願寺ができてからの600年余年は毎日が南無阿弥陀仏と申す日々であったと思います。目に見える物・見えない物にも自然と手があわされるようなそういう1年になれればと思っています。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

合掌


ありがたい

大晦日の今日は真宗本廟(東本願寺)に行ってきました。

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また、いつもお世話になっている(有)寺嶋念珠老舗さんに家族で挨拶してきました。
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このお念珠屋さんの息子さんは若院と大谷大学短期仏教科の時の同級生で大谷大学短期仏教科の時には大変お世話になりました。

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ご両親の方もいつもとても親切丁寧に対応してくださって、定願寺一押しのおすすめのお念珠屋さんです。なんと400年以上昔から念珠を製造・販売されていて、17代続く東本願寺にも非常にご縁の深いお念珠屋さんです。来年の御遠忌の記念品も(有)寺嶋念珠老舗さんにてお世話になります。今日は嫁の念珠入れと子どもの腕輪念珠を購入してきました。来年の御遠忌の時に若院が使うお念珠も先月にこのお店で作って頂きました。いつも本当にお世話になりありがとうございます。

 

そして、もう1件、ここも先代からずっとお世話になっているのですが

04500d11ca61af677d046803567c4bfa.jpg三木法衣店さんに行ってきました。来年の御遠忌で息子が着るための着物の採寸に行ってきました。いつも大阪まで足を運んでくださっていますが、今回は自分自身初めて訪問させて頂きました。いつも着ている着物はこの三木法衣店さんで作って頂いています。本当にありがたいことです。

 

あと数時間で今年も終わってしまいますが、お世話になっているお店に顔を出せたことと、真宗本廟でお参りが出来たことはありがたいことです。親鸞聖人の教えを通じて定願寺の門徒のみなさまとこうやって1年やってこられたのもありがたいことです。

本日PM11:45より歳末勤行が定願寺にて勤まります。テレビでカウントダウンし新年を迎えるのも悪くないですが、読経のなかで新年を迎え阿弥陀仏の前で新年を迎えるのも決して悪いものではありません。是非ともご家族でお参りいただきますようお待ちしております。

 

合掌


元旦修正会の案内

元旦修正会 <お正月のお勤め>

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新年を祝うとともに阿弥陀如来のお慈悲につつまれ宗祖親鸞聖人や御先祖の御恩によって念仏に生かされる幸せを喜び共々に念仏しつつ、報恩の生活に励む決意を新たに致したいものです。

合掌

日時
12月31日午後11時45分 歳末勤行
1月1日午前11時より
2日午前10時より(引き続き1月1~5日逮夜経)
3日午前10時より

修正会のお勤め
正信偈・お焼香

場所
定願寺本堂    ℡ 06(6758)1684
大阪府大阪市生野区巽南1-10-10

お正月は御家族でお参り下さい。皆様お待ちしております。


修正会法要の準備

今日はお正月の修正会法要に使う鏡餅を作りました。

3fcab3f9e0e348582abd491980c0371b.jpg前日から用意した餅米は全部で9升で3台の餅つきの機械でお餅を作ります。昔は臼と杵で作っていたそうですが、現在は機械で作ります。57d045536b5eb737208a5c0c7e7635a7.jpg 5ae1cb0fdf41a21d92546c7143c24ff6.jpg1升のものが2台と2升まで作れるのが1台です。一気に4升蒸すことがきます。

0ca5e260c70510c64b0da8752b3090fe.jpgこれは犬の餌入れですが、ここにサランラップをしいて大サイズで700グラム、小サイズで280グラムのつきたての餅を入れて形成します。

99fcd613dbcaf431395c0c833b263690.jpgこんな感じです。住職・副住職・坊守と約3時間がんばりました。

67dade63fe2fc39c133a686f4b79ab92.jpgこのまましばらく放置してある程度堅くなると飾ります。この餅つきが終わるといよいよ年末がきたな感じます。

 

修正会法要
12月31日午後11時45分 歳末勤行
1月1日午前11時より
2日午前10時より(引き続き1月1~5日逮夜経)
3日午前10時より

お正月はご家族でお参り下さい

合掌


第五組青年会報恩講

昨日は大阪教区第五組(だいごそ)青年会の報恩講を定願寺で勤めました。
第五組青年会というのは、生野区・東成区・城東区からなる真宗大谷派の若院で構成された会(住職の方もいます)です。
青年会では、隣近所の寺院の若院が、色々な交流を目的として活動していますが、青年会としての報恩講をしました。

報恩講式次第

先 出仕
次 総礼
次 正信偈 真四句目下
次 念仏讃 淘五
次 和讃 弥陀大悲の誓願を 次第六首
次 回向 願以此功徳
次 退出

一. 御文 大坂建立(四帖目 第十五通)
一. 法話 テーマ 「僧伽」ということについて (講師:専光寺 越本達了氏)
一. 座談
一. 恩徳讃

 

49134008d3ec2da43038513f38039a54.jpg私を含めて8人の若院が思い思いに語り合えました。

合掌